アウトドア総合研究所

台風から身を守る


夏の風物詩ともいえる台風は日本(北半球)では7月から9月に災害をもららす。(南半球では1月から3月)

台風は亜熱帯低気圧がある程度以上に風速が強くなったものです。台風の目から20kmから100km離れたところが一番強い風邪が吹く。一般的な最大風速は40から50km/秒で、60km/秒を超える大型なものもよく上陸している。

台風により、大雨で河川の氾濫や山、崖崩れなど別の災害も引き起こす。農作物も甚大な影響が毎年でている。昔に比べて、治水事業や防災体制が整えられた事により、数千人単位の死者、行方不明者の被害は出ていないが、数人、数十人の犠牲者が今でも出ることは珍しくない。

しかし、地震などとは違い、天気予報などにより接近するまである程度時間があるので対策ができます。台風情報をよく調べて対策を練ることにより、被害を最小限に食い止めるようにすることができる。台風の予想進路、規模、風の強さ、雨量の予想が可能です。また台風の規模は大きさと強さで表されます。

大きさ
大型・・・ 500km以上800km未満
超大型・・・ 800km以上
強さ
強い・・・ 毎秒33m以上44m未満
非常に強い・・・ 毎秒44m以上54m未満
猛烈な・・・ 毎秒54m以上

大きさは風速毎秒15m以上の半径 
強さは最大風速


天気予報で「大型で強い台風」と言うのは風速毎秒15m以上の半径が800km以上の大きさで最大風速が44m未満の台風のことを言います。

対策

まずやらなくてはならないのは風対策です。倒れたり、壊れたりするものは固定や補強をします。例えば窓ガラスです。雨戸があれば閉めます。雨戸が無い場合は外側からベニヤ板などを打ちつけ、ガラスの破損を防ぎます。屋根の瓦などはずれ、ヒビなどがあると風、雨に弱くなっています。修繕をしといたほうが被害を受ける可能性が少なくなります。

また、飛ばされそうなものは屋内へ移動させます。植木、ゴミ箱、自転車、物干し竿などなど、飛ばされることにより、人に被害を負わすことにもなりかねませんので忘れずに屋内にいれます。マンションなどでベランダに掛けるガーデニングの植木鉢は強い風の場合、すぐに飛んでいきます。人に当たれば、大怪我では済まなくなりますので、忘れずにしまいこんで下さい。

あと、停電、断水の可能性もあります。食料品はもちろん懐中電灯、ラジオ、医療用品は確実に用意しておいたほうがいいです。もう一つの対策が浸水対策です。河川、海岸沿い、低地に家がある場合は濡れては困るものは2階に運ぶなど対処しておきます。最後に避難勧告の指示があった場合の避難場所、安全なルートをチェックして台風を待ち構えます。

接近時

台風時、最も安全な場所は屋内です。情報も手に入れやすいですし、飛ばされてきたものに当たることもありません。但し、家がある場所が問題です。崖の下、河川近く、海岸近く、がけ崩れ、山崩れの恐れがある場所などの場合、出来れば他の場所で待機しておいたほうが安心です。避難勧告、指示が出ていなくても、危険を感じた場合は自主的に避難するぐらいがちょうどいいです。避難の際は、ヘルメットなどを被り、飛ばされてきたものへの対策をしてから移動します。


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