かばん選びで大事なのはかばんのサイズです。余裕を持って大きめのものは本当の山登りには向きません。大きい場合、コンパクトにするために絞る装置がいくつもついています。その分重量があり、無駄に体力を消費することになるからです。必要最低限の荷物をコンパクトにしまうのが正しいかばんの使い方です。但し、必要なものを置いて来てしまうことだけはやってはいけません。
いま、山登りはブームで高年齢の方も多数みかけます。必要な道具が無い軽装備が原因で遭難してしまう人が増えています。あと衣類と同じくフィット感を大事にしなければいけません。ある程度荷物が入った時、バランスを崩すようなかばんを背負って山登りしていては自殺行為です。重心がとれ、体にフィットするかばんを選ぶことも忘れてはいけません。
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カバンの入れ方 |
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下に記述します |
A |
衣類 |
B |
食品(衣類とタオルで守られています) |
C |
タオル類 |
D |
シュラフ(寝袋) |
E |
テント道具 |
F |
テント
(1日に1回しか出し入れしないので
一番下に入れておく) |
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ここは何度も出し入れするものが入る |
万が一雨が降ってきた場合のレインコート |
地図、光度計、コンパス類 |
ナイフ類 |
歩きながらでも食べれる行動食 |
懐中電灯 |
忘れがちなのがカバンのカバーです。万が一雨が降った場合。カバンが濡れてしまって、中のものが駄目になってしまっては一番困ります。カバンの防水カバーを一番上の部分に入れておくことが大事です。 |
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あとは飲料水、燃料など重いものはできるだけ中心軸に持ってくることを心がければ、多少重くても、それほど苦にならない山登りになると思います。
カバンの入れ方一つで、体力の消耗がかなり変わってきます。バランスよく入れることと忘れることなく必要品を入れることです。
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